公務員の定年延長

 6月4日に国家公務員の定年を65歳に引き上げる国家公務員法などの改正法が、参議院本会議で自民・公明両党や立憲民主党などの賛成多数で可決・成立しました。この改正法は、国家公務員の定年を2021年度から2年ごとに1歳ずつ引き上げるとともに、60歳になった職員を原則として管理職から外す「役職定年制」を導入し、60歳以上の給与はそれまでの水準の7割程度にするとしています。

 さて,60歳を過ぎてから働き続ける場合にはどのようになるのでしょうか?気になるお給料ですが,現役時代の7割程度となっています。現在の再任用フルタイムと同様です。65歳まで60歳までの給与がもらえるということはありません。

 さて,退職金はどうでしょう?退職金はいつもらうのか?それは退職するときです。定年延長にり,62歳が定年になればその時に受け取ることになります。退職金は35年勤めることでMAXの支給率となります。60歳で勤務年数33年だった人が62歳まで勤めたら,35年勤務でMAXの支給となります。63歳定年の時に62歳でやめても35年勤めていたら定年退職扱いになります。これはちょっと安心ですね。

 いずれにしても年金は65歳までもらえなくなるし,減額されることも予想されます。退職金も今後減少すると思われますので,できるだけ長く元気で働くことが一番の老後の対策になることはまちがいなさそうですね。

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