阿波女のパワーを学校でも

 3月8日は国際女性デーでした。徳島県内でもイベントが計画されていましたが,新型コロナウィルスの関係でほとんどが中止になってしまいました。この国際女性デーの直前あるいは当日に,女性問題に関する特集記事などが多く組まれていました。朝日新聞には「Dear Girls」という特集がありました。
 「153カ国中121位」。男女格差を示すジェンダーギャップ指数の日本の順位です(世界経済フォーラム、2019年)。日本の順位は過去最低で,女性の国会議員は10.1%,閣僚は5.3%で,女性首相もゼロ。政治分野に限ると日本より不平等な国は9カ国のみということです。
 「そんな日本にも、主要な経済団体のトップに続々と女性が就任している県があるという。『男女格差大国』の汚名を返上するためのヒントを得たくて、その地に足を運んだ。」という記事が朝日新聞の「Dear Girls」にありました。その地とはなんと徳島県なのです。徳島県内経済5団体のトップ6人中3人が女性となり,それは全国でも初めてのことなのです。経団連の地方組織に当たる経営者協会の会長は林香与子さん。女性の会長は全国初だそうです。役員・管理職の女性比率は20.1%で全国トップ。女性社長の比率10.5%は全国2位,妻の(配偶者女性)の収入は47都道府県で唯一,10万円を超えているそうです。しかしながら学校における女性管理職の比率は全国平均に届いていません。学校にも阿波女の風をぜひ吹かせましょう。