徳島の学校における女性管理職の現状

 21年度が始まりました。学校において女性管理職を増やすことは大切なことだと思います。年度末の人事異動の結果,徳島の学校現場ではどうだったのでしょう?新年度で新たに校長先生になった女性は7人,新たに教頭先生になった人は26人です。徳島県の過去3年間の推移を表にして示します。

 校長に占める女性比率には大きな変化はありませんが,教頭の女性比率はこの3年間で向上しています。人数も増えています。管理職の中に女性が増えたのはよい傾向だと言えます。しかし,教頭は増えたけれども校長が増えていないのは課題です。文科省の調査結果を見ると,徳島では小学校での低さが際立っています。長い間中学校で勤務した人が管理職になった後は小学校勤務になることもよくあります。これって小学校の先生方から見たらどう思うんでしょう。小学校の実情をよく分かった人が小学校の管理職になるべきだと思うのですが。2021年度からは再任用の管理職の任用も始まりました。校長で15人,教頭で5人です。ほとんどが男性です。これにより女性の登用が滞るようなことがあってはならないと思います。女性校長を増やすための努力を県教委が続けることを求めていきます。

教育現場、校長ら女性の管理職18% 徳島は15・3%、政府目標届かず|暮らし|徳島ニュース|徳島新聞 (topics.or.jp)